ゴルゴ13

有名マンガ原作の実写版。高倉健主演。健さんがゴルゴなんだが、ジャパニーズヤクサにしか見えない。二人とも無口なとこが共通点か。

開始早々マックス・ボアなる人物を暗殺する理由が語られる。タイトルの後ゴルゴのスペック*1がタイプライターで打たれる。ホテルの一室に集う依頼人達。ボーイがルームサービスの為に部屋の扉を開けた時、電話のベルが鳴る。その隙に部屋に入るゴルゴ。その後も握手をしなかったり、背後に立つ奴をぶっ飛ばしたり、畳み掛けるようにゴルゴのキャラクターが描かれる。まるでジャンプマンガの第一話の様に魅せてくれます。

でも良かったのはそこまで。後はこの手の映画にありがちなメリハリのない展開でした。ネタ話的な所も今ひとつだった。依頼人の女の人が理不尽なまでにゴルゴに惚れてたのが妙だったくらいかな。いつの間にか愛していたし。まぁゴルゴはゴルゴなので、彼女が人質に捕られても、あっさり見殺しにするんだけれども。

OPのクレジットに勢作協力・イラン政府と書かれていた。イラン政府も何を考えてこの映画に協力したんだか…。

*1:国籍やら何やら