X-MEN ファイナル・ディシジョン

原作ファンにとってはかなり微妙。
What If ...というかエルスワールド物と考えれば問題なし。まぁマグニートーイアン・マッケランなので、1からずっとそういう観かたしてるんだけど。
色々な所で言及されているけど、エンドロールの後にもシーンがあるので最後まで観るべき。私がいった時には7割方の人が最後まで観ないで帰ってしまっていた。
以下ネタバレ雑感
ミュータント治療薬”キュア”にまつわる悲喜こもごもと、ジーン/フェニックス復活にまつわるお話。



冒頭からビースト・エンジェル・モイラとか出て来て嬉しい。
ヒドイ扱い受けてるキャラ多いけど、ビーストはかなり原作どおり。良い扱いだった。
エンジェルは他のキャラとの交わりが少ないのが寂しい。でもX-MENの象徴みたいな意味合いを持たせられていた。
モイラはチョイ役なんだけど、出てくるシーンが美味しい。



キュアのエピソードとか織り交ぜられて話が進む中、やさぐれたサイクが学園を出て行きます。辿り付いた湖のほとりで、何故か復活したジーン/フェニックスにいきなりブチ殺された様な描写。後から出て来るかなーと思ったけど出て来ません。これでオシマイ…。
元々酷な扱いを受けるポジションの人だけど、ここまでの仕打ちは流石にむごいな。
ローガンとジーン/フェニックスの関係をメインに持っていくと、サイクが邪魔なのは分かるけど…。エアーウルフ2とか思い出してしまった。
プロフェッサーXによるフェニックスの説明。ただの二重人格。全然違うじゃん…。
そしてプロフェッサーXもジーン/フェニックスに消滅させられてしまいます。こちらは周りにウルヴィーやらマグナスやらもいて、頑張って説得しようとしたりもしているので、人知れず倒されて後から気が付かれたサイク程悲惨ではないかな。
エグゼビアは人類最強のうちの一人なので、1や2の時同様お話的に戦線から遠ざけておく必要があるけど、消滅させちゃうとはねー。
思いっきり良すぎ。



政府によるキュアでの治療を危険と判断したマグニートーは軍団を形成します。
イアン・マッケラン「私はゲイである事が誇りだが、マグニートーにとってはミュータントである事が誇りなのだ」
成る程そういう事か。
マグニートー様大活躍で政府に捉えられたミュータント犯罪者を救出。マグナスちょーカッコ良い。
それはいいんだが、マグナスをキュア弾頭弾からかばってミスティークが人間に…。あっさり見捨てるマグナスヒドイ。ってーかミスティークはいつでも全裸だったのね。



キュアを作るもとになっているミュータントの子・リーチを守る政府・X-MENと、その子を殺そうとするマグニートー側とで決戦。
リーチのもとへ向かうキティとそれを追うジャガーノートジャガーノート、なんかジャンプしてる様に見えるんだけど…。キティは何か可愛い。ローグからこっちに萌えキャラポジション移ったみたいだな。
マグニートー橋を持ち上げたり車叩き付けたり大活躍だったけど、X-MENの連携プレイでキュアを打たれてしまいます。オレのマグナスがただの人間に…。*1
で、エグゼビアを消滅させた後マグニートーにつれてかれたジーン/フェニックスとの戦い。マグニートー同様、何とかしてキュア打てば良かったんじゃないかな。思いっきり刺す事ないのに。



で、エピローグが色々。
ローグはキュア打って人間に。葛藤もなく割りと簡単になってしまった気がする。役者さん若干太ったような。



エンドロール後のシーンや、サイクの最期がはっきり描かれていない、ジーンがあっさり倒されすぎ等フェニックス・サガをベースにしてるだけあって色々裏がありそう。
スパイダーマン3の方向性とかもあるし、クロスオーバーの続編とか作れそうね。
微妙さまで含めて面白かった。

*1:原作でも色々あるみたいだけど